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2012年7月19日 (木)

ランニングで素直に感動できる自分に出会う(Allabout)

トレイルランニングの記事とか、健康とジョギングに関する記事とか、「All About」のジョギング・マラソンに掲載された記事で、掲載されてから時間が経った今読んでも色あせることなく新鮮な感動を覚えるものをご紹介していきたいと思っています。

過去の記事として埋もれさせるのは勿体無い!

今回紹介する記事は、2007年の第1回東京マラソン直前の頃に書かれた、素晴らしいマラソンへの招待状です。

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ランニングで素直に感動できる自分に出会う

「走る君は美しい」。これは私が東京国際女子マラソンに出場した友人の応援のために作った、横断幕のコピーです。マラソンは、芯から心もカラダも美しく健康にしてくれるスポーツです。

マラソンの素晴らしさは、ダイエット効果ではない

東京国際女子マラソンに出場した仲間を、最後の難所とされる四谷お堀端の坂で応援していたときのこと。ここは、これまでにもさまざまなドラマが生まれた場所で、放送の中継クルーもたくさんいます。私が応援しているそばにもラジオの放送クルーがおり、アナウンサーが気合いの入った華麗な実況をしていました。
主だったランナーが一通り走り抜け、通過するランナーの中には50歳に届くかなという年齢の方も見受けられるように。その時、アナウンサーが片づけをする仲間に「参加ランナーは、本当にみんなキレイだね」と感心するように言っていたのが今でも印象に残っています。
本当にそう思います。さすがに出場資格が厳しい東京国際女子マラソンに出場する選手だけあって、出場選手はみんな引き締まっています。姿勢もいい。困難に挑戦している表情も素晴らしい。痩せてもいますが、ただ細いのとは違います。力を感じさせます。マラソンをすれば、そんな素晴らしい肉体に誰でも近づくことができます。

しかし、マラソンの素晴らしさは、ダイエット効果だけではありません。

私が走り始めた動機は、登山のための日常的トレーニングとしてです。わずかな時間で、どこでもできる肥満防止のための効率的有酸素運動として始めたわけです。ランニングは、速く走れば無酸素運動ですが、長時間(概ね10分以上)走れるペースで走れば有酸素運動となり、脂肪の燃焼、血管の若返り、心肺機能の強化につながり、生活習慣病の予防に効果的といわれています。

次第に走力がついてくると、自ずと目標を設定するようになります。自ずと、その目標を達成するための努力も工夫もするようになります。目標はタイムであったり、順位であったり、完走であったりします。

ランニングは、努力と工夫がストレートに結果に現れる運動であり、成績は、すなわち自分の努力と工夫に対するごまかしのない評価です。また大学時代に箱根駅伝の選手だったというランナーと、学生時代には何の運動もしていなかった市民ランナーが対等に渡り合える面白さがあります。自分で自分の成果と評価を確認できることも、次へのステップへ進もうという向上心を燃やすことにつながります。

特に、工夫や走りに対する「読み」が生きてくるのが、マラソンという長距離種目。短距離~中距離レースと最も異なる点は、「レースを読む力がいる」ということです。練習に割く時間は同じでも、工夫をすればよりよい成績を残すことができる。それが走っても観戦しても面白い、マラソンの大きな魅力だと言えるでしょう。

42キロ。素直に感動できる自分に出会える

「フルマラソンを走る」と言うと、たいていの人がおそらく半分はあきれつつ「え~、42km走っちゃうんですか。すごいですね~」なんて言って驚きます。富士登山競走で、「富士吉田市役所前から山頂まで4時間足らずで登る」と言うと、五合目から苦しい思いをして登ったことがある人はかなりいるのか、走って登るとは信じられず、「苦しくないんですか?」と、驚きだけでなく、やや畏敬の念を交えた面持ちを交えて返してきます。そこで「いや~、それほどじゃないですよ」などと言いつつ、ちょっと自慢げに鼻をうごめかす、なんていうことができます。

また、さらに走り慣れてくると、自分が常人ではないような気がしてきます。1km移動するのにも乗り物に頼るのが当たり前の現代社会で、通勤距離としても長い、40km・50kmを自分の足だけで移動してしまうなんて、マラソンを走るまでは考えもしなかったことです。40kmという距離は、地図帳の全日本図上でも、点ではなく線で描ける長さです。これはやはり、並ではない。マラソン専門選手が毎日練習しているのだから、「42kmぐらい走るのは当たり前」と思ってしまいがちだが、自分にもできると素直に感動してしまいます。自分を誉めてやりたいし、自信もつく。

ランニングで若返る。すべてから解放される

自信といえば、体力・体質も変わります。体力年齢はあっという間に5歳、10歳と若返るでしょう。

ガイドは、生来過敏性腸症候群で、よく下痢をしていましたが、走り始めてからは、胃腸の状態が快調になりました。適度な疲労が生じるためか睡眠が深くなり、寝起きが快調になりました。友人にもランニングで生活習慣病を克服した人は何人もいますが、医師に見放された腰痛を、走って治したという人もいます。健康が増進することは間違いありません。
47歳になったばかりの時には、大腸ガンの手術をしました。下腹部を縦に20cmほど切り開き、直腸からS字腸結腸まで、20cm程の腸を切り取りました。しかし、その手術5か月後に実施された第1回東京荒川市民マラソンを完走することができました。こうした回復力も、日頃のランニングによって体力を蓄えていたおかげであったのではないか、と考えています。

また、ランニング中は無我の境地になり、精神的に参っているときでも走っている最中は何も考えません。少なくとも走っている間はストレスから解放され、疲れた神経を回復させる作用があるようです。

マラソン大会は全員が主役

こうして継続して走っていると、おまけのような感動や特典を体験することがあります。季節の良いときにリラックスして走っていると、悦楽状態になることがあります。いわゆるランニングハイ。脳内麻薬様物質、すなわちエンドルフィンのなせる業です。走る仲間もたくさんできるでしょう。

ガイドは山も走りますが、倒木を飛び越え、沢水を口に含み、深山を駈けめぐるのは動物になったような気持ちになります。自然の風、音、足裏の感触に神経をみなぎらせる動物としての本能が、わずかながら芽を出してきます。
マラソン大会は全員が主役です。補欠がいません。ベンチウォーマーもいません。速くても遅くても試合にフル出場。同じ体験をしたもの同士の共感が、レースの後の反省会、いや懇親会を盛り上げます。

走った後の1杯のビールのために走るのでも、子どもに対し困難に挑戦する親の姿を見せたいでも、名所巡りがてら各地のマラソン大会に参加するでも、動機は問いません。というよりも、マラソンがこれだけ盛んになっている理由は、マラソンにはそれだけ多彩で、流す汗と苦しさ以上の喜びを与えてくれるものが誰にでもあるからでしょう。

2007年2月東京マラソンに向け、走り出しましょう!

いよいよ2007年2月には、待ち望まれていた東京マラソンが実施されます。制限時間は7時間。早歩きでも完走できるタイムですが、「完走」というからには、なんとか5時間以内でゴールしたいもの。今から練習を始めれば、「東京マラソン5時間完走」の走力をつけるのに十分間に合います。
東京マラソンのコースを、ガイドが早速試走してみました。これまで一般の市民ランナーが走れる機会が滅多になかった、東京の真ん中を走ることができます。銀座や浅草では、すごい応援が受けられそう。きっと感激します。
さあ、あなたも私と一緒に、輝く自分作りを始めませんか。ガイドがあなたを徹底支援をいたします。当面、月のうち2回は、これからジョギングを始めようという初心者向きの記事。展開の方針は、来年2月開催東京マラソン5時間以内完走へ向けたアドバイスが中心です。残りの1回は、すでにハーフやフルマラソン大会に出場しており、サブスリー(3時間半未満で走ること)が目標という人向きの記事を中心にします。
練習時間が限られている市民ランナーが、一気にタイムを短縮する方法を伝授します。サブスリーランナーを目指す人だけでなく、サブフォーチャレンジャーにも参考になります。
何も迷うことはありません。走り出しましょう!

(記:谷中博史(ガイド)[Allaboutジョギング・ランニングのコラムより]) 

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